蒼井優×4つの嘘〜カムフラージュ〜

第1章「人生って嘘みたい」
最終話
希望が見えて終わったのでよかったです。
温水さんが猫だという設定が現実味がなくて舞台っぽくてよかった。
孤独と寂しいは違う、という言葉でなんだかハッとしました。
寂しいから会いたいと思うし、温もりを感じたいと思う。
会いたい相手が生きているのなら、それはきちんと言葉にするべきなんですね。
「もういいんじゃないですか。ご飯を美味しいと思っても。」のくだりがやばかったです。
温水さんにだいぶやられた。
大切な人を失ってしまったとき、私なら一体何を思うんだろう。


第2章「バライロノヒビ」
第1話・第2話・最終話
松ちゃんが監督した「大日本人」があまりにもおもしろくなかったので、高須さんの作品も正直期待していませんでした。
だけど思ったより私好みの雰囲気に仕上がっていてうれしかった。
新井くんの演技は本当に独特で好きです。
新井くんの妄想の中で、蒼井優とチューするシーンがやばかった。
蒼井優はチューしたときあんな表情をするのかーと思ったら、キュンキュンしてしまったよ(笑)。
どこかでどんでん返しがあるんだろうなぁと思いつつ、今はその現実だけを受け止めて感情移入してみようと思いながら見ていたら、新井くんが死んじゃう妄想のシーンで、留守電聞いて蒼井優が大泣きするところでもらい泣きしてしまった。
あれは、演技上手すぎる。
きっと新井くんみたいに大切に想ってくれる人と一緒になるのが女性にとって一番の幸せなんだろうなぁ、と最近よく思います。
だけどそういう相手はうざいと思ってしまうダメな私・・・。
転勤族だったから幼なじみもいないしなぁ、そういうの憧れる(笑)。
私もたまに走りたい衝動に駆られるときあるなぁ。
そのとき、なんか設定でも作ってみようかな。
不思議少女まっしぐらなキャラになってみようかな(笑)。


第3章「アカバネ三姉妹」
第1話・第2話・最終話
山下監督の作品ということで、かなり期待していました!
蒼井優も言ってたけど、今までの山下監督の作品とは全然違う雰囲気だったので、ちょっと驚きました。
お姉ちゃん2人が個性豊か過ぎるよ!(笑)
でも強烈でおもしろかったです。
コントっぽく笑えるところはなかったけど、日曜日の昼間にやっていそうなバラエティ番組って感じだったかなー。
内容は本当にくだらないことばっかりだったけど、飽きずに見れた。
うーん、だけどやっぱり山下監督の作品は切なさが前面に出てるのが好きかなぁ。
青春まっしぐら!みたいな。
天然コケッコー」とか「リンダ リンダ リンダ」が好きです。
リアリズムの宿」も好きですが。
いや、「くりいむレモン」も好きだけど。
って、今まで見た作品ほとんど全部だ(笑)。
あ、あと音楽でコーネリアス使われてて、さすが!と思った。
しかも「WATARIDORI」だったよ。
あの曲大好きなんです。


最終章「都民・鈴子 -百万円と苦虫女 序章-」
第1話・第2話・最終話
それぞれの話が1話完結だったんだけど、どれもすごくよかった。
タナダユキの作品は「モル」を前に借りてきたんだけど、結局見ずに返してしまったんです。
たしか自殺するところを目撃してばかりいる女の人が主人公の話だったかな?
思ったより強烈なシーンは少なくて、感情移入しながら見れました。
嘘ばかりついてしまう病気ってあるよね?
妄想彼氏の話、ジョージ朝倉の漫画にもあったなぁ。
嘘をつくと、嘘がどんどん重なってしまって、結局自分がつらいんだろうなぁ。
第2話は、2人とも才能なさそうだったから、きっと最善の選択だったと思います(笑)。
最終話は、よかった。めっちゃ気持ち理解できた。
人の気持ちなんてそんなもんだよね。
周りの意見に流されたりしちゃうもんさ。
彼氏や友達の顔が見たかったので、ちょっと残念だったかなー。
本当に蒼井優しか映ってないんだもんー。