ELLEGARDEN ワンマンライブ

思い返せば、初めてELLEGARDENのライブを見たのは、2005年6月4日のRIOT ON THE GRILL TOURでした。
場所は今はライブハウスとして使われていない旭川HIJACK、対バンは10-FEETでした。
今、そのときの日記を読み返してたんだけど、なんかいろいろ思い出したなぁ。
あのときから、本当にたくさんのことがあったなぁ。
そのときの細美さんのMCの内容*1は、今読んでもやっぱり感動でした。
たぶん、このライブに行ってなかったら、私はここまで音楽ジャンキーにはなってなかったような気がする。
それほど、カルチャーショックを受けたライブでした。


この約3年前から、本当にたくさんのライブに行きました。
でも、海を越えたことはありませんでした。
今回海を越えてまでライブに行くことに、そして会社まで休むことに、最初は抵抗を感じていました。
だけど、上司にきちんと伝えたらあっさりと「1日ぐらいなら休んでもいいよ」と言われ、心おきなく行くことができました。
この遠征には、本当に大きな意味があったと思うし、行かなきゃ後悔すると思った。
そんなときにチケットまでひょんなことから手に入ってしまい、猛烈に運命を感じてしまったのです。
私は、この運命に抗うべきではないし、入場できない人の分も、楽しまなければいけないと思った。


9月6日、朝9時に札幌駅で友達と合流して、新千歳→羽田→池袋→新木場。
ライブ会場には結構ギリギリの時間に辿り着いたので、新木場までの電車の中で同士をあまり見かけなくて、「本当に、今日エルレは新木場でライブをやるのか?」と疑ってしまうほどでした。
しかし、新木場駅に着いた途端に見た光景を、私はきっと一生忘れられないと思います。
改札を抜けると、そこは雪国・・・(まさかの川端康成!)じゃなくて、「チケットを譲ってください」というボードを持った人が驚くほどたくさんいました。
ある程度いることは予想してたけど、正直予想以上だったかもしれない。
改札のすぐ近くで、改札を抜けてくる人に「チケット余ってませんか?」と泣きながら声を掛けていた人の姿が、目に焼き付いて離れません。
みんなの切羽詰まった、そして本当に切実な気持ちがひしひしと伝わってきました。
会場まで向かう途中でもたくさんボードを持った人がいて、私はどんどん責任を感じてきました。
初めて来たstudio coastを目の当たりにして、だんだん胃が痛くなってくるし・・・。
整列せずに余裕な友達を説得して、「もう入場しようよ!」とむりやり入場。(しかしその友達も本当は余裕なわけではなく、待ち時間は緊張するからギリギリに入場したかったらしい。)
入場できなかった友達とお別れして、かなりセンチメンタルな気分に。
入場してからも気を紛らわすために辺りをうろうろしつつ、開演を待ちました。
不思議とあまり緊張はしていなかったけど、たくさんの人の思いを感じて、中途半端な気持ちでは参加しないと心に誓いました。


結局、少し遅れて18時10分ぐらいに開演。ELLEGARDEN(9)登場。
1曲目は「Space Sonic」でした。
そのあとも盛り上がる曲中心でやってくれたので、きっと細美さんは泣いて欲しくないんだな、と悟り、楽しみました。
だけど、「Middle Of Nowhere」では我慢できず、泣いてしまった。
↓とりあえず、余所から拝借してきたセットリストです。


1.Space Sonic
2.Fire Cracker
3.モンスター
4.Pizza Man
5.スターフィッシュ
6.My Favorite Song
7.サンタクロース
8.虹
9.No.13
10.Middle Of Nowhere
11.Missing
12.高架線
13.BBQ Riot Song
14.Supernova
15.風の日
16.I Hate It
17.Salamander
18.Red Hot
19.Make A Wish
20.ジターバグ

encore 1
21.金星
22.Surfrider Association

eocore 2
23.Insane
24.The Autumn Song

encore 3
25.月


細美さんがMCで「泣くなよ」と言っていて、楽しくお別れしたい!と思ったので、途中から前のモッシュゾーンまで行って、暴れました。
ライブで汗だくになるほど暴れたのって本当に、いつぶりだろう・・・。
もう記憶にないぐらい昔のことです。
でもそうすることで余計なことは考えずに済んだし、一瞬一瞬を肌に直接感じることができて、よかったです。
何度も「戻ってくる」って約束してくれたしね。
信じるしかないし、信じようと思えたよ。
ライブ中のことは、言葉で説明できないです・・・すみません。
今までに感じたことのない複雑な気持ちが駆け巡ってばかりでした。
だけど、振り返ってとても良いライブだったと思います。
その言葉通り、完全燃焼しました。


ライブが終わったあと、1年ぶりに友達にも会えて、いろいろ話せて本当にうれしかった!
たくさんの人に支えられて、助けられて、私が今ここにいれることを痛感した。
エルレのためにあれだけたくさんの人が、チケットがなくても会場まで足を運んでくれたことは本当にすごいことだと思う。
私は、6日に全てを賭けていたので、7日はあの光景を見るのがつらいし、新木場には行きませんでした。
私よりもっとあなたが行くべきだよ!と思っていた、6日に入場できなかった友達2人が最終日に無事チケットを手に入れて入場できたことも、運命だったと思う。
もう何も、思い残すことはないです。


私たちは、いつになるかわからないそのときを、信じて待つしかない。
また絶対に会える。
いつまでだって、待っています。


これは偶然か、必然か。
9月9日にこの日記を書けたことに、感謝です。


September 9th It's a sunny day.


私は「No.13」の歌詞に逆らうように、戻ってくることを信じているよ。
だって、細美さんが約束してくれたんだからね。

*1:「俺らの曲理解してくれるぐらいだからめんどくせー性格してんだろ」「でもそーいうめんどくさい部分を今度会えるときまで絶対無くさないで」「そしてその部分を誇りに思って」