いつかパラソルの下で
- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 文庫
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なんていうのかな、ひたすら文章が美しい。
森絵都の話は、日常にちょっとしたエピソードが起こって、主人公がいろいろ考えたり動いたりして、結局日常の中に少しの希望を見つけて、勇気をもらえるというストーリーが多いです。
児童文学専門だったので、私が成長するに連れて悩みも変わり、あまり彼女の小説は読まなくなってしまっていましたが、初めての大人向けの話ということで、かなり期待していました。
いや、もうおもしろすぎてやられたよ。さすがです。
達郎と別れ話をするシーンと、父の故郷でイカをリバースしたあとの悟ったシーンが泣けました。
こういう話を書く女流作家って他にいないのかなぁ。
本当に素晴らしかったです。
明日もがんばって生きていこう。