バッテリーⅡ

バッテリー (2) (角川文庫)

バッテリー (2) (角川文庫)

ついに巧や豪たちが中学に入学しました。
でもそこでは巧のカリスマ性に圧倒されてしまい、
評価する者あれば、嫉妬する者もありでてんやわんやです(笑)。
どうしても目立ってしまう巧は早速先輩に目を付けられリンチに遭うんですが、
豪が自分の家に巧を連れて帰って治療をするシーンが痛々しい。
恐らく眠っていないであろう巧は、豪のベッドで豪に背中を向けています。
豪は、何ができるだろうと考え続けるばかりで、結局何もしないんですが、
これが巧の彼女や、ちょっとこの話ではありえないけど女同士だったら
肌の温もりを伝えることで安心させられる部分があったのではと思うのです。
巧の場合自分の体に触られるのが嫌いだし、ましてや怪我してるから
絶対嫌だったと思うけど、言葉がどうしても伝わらないと感じたときって
やっぱり温もりを伝えるしかないと思うんだよなー。
世の中にはたくさんの言葉が存在しているけれど、
自分が意味を理解して自分の物として口から発せられる言葉って
本当に限られていますよね。だからこそ、温もりが必要だと思う。
相手のことを精一杯考えてるよ。何をしたらいいかわからないけど、
できるだけのことはしたいと思っていると伝えるには、言葉じゃ足りない。
私は巧ほどの才能を持ち合わせているわけではもちろんないけれど、
性格的にはとても巧に似ていると思います。
それでたくさん損してきたこともあると思いますが、
どうしても自分を曲げることだけはしたくないと考えています。
それこそ「壊れてしまいそう」だからです。
もちろん巧ほど自信家ではないし(むしろ自信のあることなんて何もない)
あそこまで強情にはなれないけど、自分を曲げることだけはしたくない。
私が中1のときはこんな思いを言葉にすることなんて全然できなかったし、
今だからこそ温もりが大切だなんて言えてるんだと思いますが、
どうしてもあのころの私、今の私、そしてこれからの私と
巧はどこまでもリンクしていきそうな気がするんです。
この話は全6巻だそうですが、巧が一年間でどう変わって行くのか
楽しみで仕方ありません。そして、私も何か変わりたいと願うのです。
★★★★☆


それでは、ちょっと遅刻気味ですが(笑)パソコン教室行ってきます!
明日とあさっては休みだし、おかんがしばらくいないので
パソやる毎日になりそうだなー。生活リズムだけは狂わないように
睡眠時間や食生活には気を付けたいと思ってます。では、さよならナイ☆