4TEEN

4TEEN (新潮文庫)

今まで読んだ石田作品のどれにも当てはまらない感じで新鮮でした。
主人公は14歳の男の子で、いわゆる青春小説ってやつ?
中2だから基本的にはエッチなことばっかり考えてるんだけど、
それがまたかわいい(笑)。後半どっかで泣きそうになったんだよなー。
あ、そうだ!ダイのお父さんが死んじゃう話で、友情の確かめ合いというか、
結局ダイがテツローグループに戻ってくるところだ。
あと、流れてる空気として好きなのは将来の夢が有名人になることで、
学校の4階(だっけ?)から飛び降りちゃう子の話と、
自分が本当は男じゃなくて女なんだ!とカミングアウトする子の話です。
テツローの彼女になった子の話もそうだけど、
その3人はその話以外では一切出てこないんだよね。それが残念でした。
テツローはいつも彼女ほっといて4人でつるんでていいのか?と言いたくなった(笑)。
まー、でもなかなかおもしろかったです。やっぱ石田さんいいね。