今やっと「模倣犯」を読み終わることができました。
去年の3月に入社してすぐに借りた本だったので
ほとんど1年もの時間を掛けて読んだ作品でした。
読書は嫌いじゃないですが、忙しかったりすると
「それでも読みたい」と思うほど好きではないので、
ずっと借りっぱなしになっていました。
申し訳ないと思いつつも恐ろしいほどマイペースに読み進め、
今日やっとあの大作を読み切ることができました。
感想文を書くのは苦手なので、特に書くつもりはないのですが、
私はどんな作品にも多少なりの感情を覚えています。
そしていつもそれを綺麗な言葉で表現できたら
どんなにか楽だろうと考えます。
その考えはいつも挫折に終わってしまうので、
最近は最初から表現する気などないのですが、
それでも何かを伝えたくてこんな形で日記を書いてます。
この作品は原作を読む前に映画を見ていたので、
話の大筋は掴めていたつもりでした。
登場人物の複雑な相対関係もとりあえずはわかっていたし、
結構あっさり読めるかなと考えていたんですが、
上下巻で1冊700ページほどの作品ともなると、
それが2時間にまとめられていたわけだから
きっと映像化されなかった部分も多々あるのだろうと、
この作品に出てくる人物の細かい感情は省かれるのだろうと、
覚悟をしながら読んでいました。奇妙な感情でした。
映像化していたらきっと吐き気を抑えられなかったんじゃないかというほど
どうしようもない怒りや焦り、悲しみに襲われることもありました。
それほど網川浩一という男は残酷だった。
そしてそんな自分に気付かず、英雄だと思い続ける彼。
元々はかわいそうな存在なのかもしれないけど、
とてもそんな風に考えることはできませんでした。
それがまた、網川浩一と中居正広の雰囲気がピッタリで驚きました。
原作を読んでいても常に中居の顔や声が浮かんでいました。
だから余計にリアルな想像をして、腹が立ったのかもしれない。
やりきれない思いばかりが詰まっている作品でした。
それでも最後には希望が残った。それだけが救いでした。
悪い人もたくさんいるけど、悪い人ばかりではない。
人生をつらく感じながらも、どこか勇気を与えられた気がします。
結局いつものように脈絡のない文章になってしまいました…。
こういう日常のことや、何かの感想を書くときなどは特に
「物書きの仕事をしてる人はすごいな」と思います。
何故あんなに的確な言葉をここぞというときに引用できるのだろうと。
私はやはりもっとたくさん本を読んで言葉を知りたいです。
とりあえず読みかけだった宮部みゆきの「火車」の続きを読もうかと。
「理由」や「クロスファイア」も家にあるのでいつでも読めます。
もっとうまく言葉を操れる人になりたいです。


せっかくの休みだったんですが、結局「模倣犯」で1日が終わった…。
昨日は結局3時くらいに寝たので起きたのもそんなに早くなかったんですが。
今日はオンバトの日なので今から楽しみにしてます。
533キロバトルを出したのが一体誰なのかめちゃくちゃ楽しみです。
出演者自体1週間経ったらもう忘れちゃったので見当がつきません。
でも結構楽しみだなと思った記憶はあるので早く夜になって欲しいです。
じゃあ、これからデッドファイルチェックでもしてこようかと。
目も肩も相当疲れてますがちょっと気合いを入れてがんばります。