劇場版銀魂完結篇 万事屋よ永遠なれ

2013.07.13@札幌シネマフロンティア
本当は今日から公開の「さよなら渓谷」を観に行こうと思ったんだけど、時間や場所や気分を考慮して、結局「劇場版銀魂」にしました。
三十路手前の女が一人でアニメ映画って大丈夫か・・・?と若干心配していたのですが、隣の席が若い女の子一人でちょっと安心(笑)。
子供もたくさんいたけど、若い女の子が多かったイメージかなー。


ストーリーは本当に素晴らしかったです。
久しぶりに空知先生の本気を見た!と感じました。
アニメ放映中に毎週予告のあと映画の制作段階を紹介していましたが、めちゃくちゃグダグダしてたので、「本当に映画公開されるの・・・?」と心配していたのですが、まさかここまでスケールの大きな超大作になってるとは思わなかった。
ストーリーにも作画にも逃げがまったく感じられなかった。
これだけ本気出してくれるなら公開延期もまったく問題ないと感じました。


始まってしばらくはふざけ通しで笑いが止まりません。
相変わらず下ネタも満載だし、「アレ勃ちぬ」はダメでしょ(笑)。
ひたすらパロディが多くて元ネタわからないことも。


そして、5年後の仲間たちが次々登場するのですが、何と言っても新八と神楽が!
人間をかけたメガネが!声優の無駄遣いしまくりだったゲロインが!
装い新たに激しくパワーアップ!(これは公開前の宣伝画像で事前に見ていたのですが、やはり動いてしゃべるとまた印象が違う!)
ツンデレキャラを取得した神楽がとらドラ!の大河と被って仕方なかった(笑)。
そしてこの二人、銀ちゃんの服着てるのよ!愛だね!!


今回の映画はとにかくストーリーが壮大!
時空を越えて話が展開するので、本当に110分で収まるの?と心配になるほどでした。
でもしっかりやってくれたよ。
こんなに見応えのある映画はそうそうないと思う。
だけどいきなりこれだけ見ても全然笑いも泣けもしないかもしれないけど。
やっぱりそれぞれのキャラに強い思い入れがあるから泣けるし、笑えるんだろうな、と感じました。


私が泣いたシーンは3つ。
以下ネタバレです。


白阻を患ってしまった妙を月詠、九兵衛、さっちゃんの3人が見舞うシーン。
さっちゃんが5年前と変わらずいるという健気さが泣けた。
月詠と九兵衛は髪を切ってショートカットになってるんだけど、さっちゃんは「私はモテるから失恋とは縁がない(=髪は切らない)」と最初はふざけているも、ボソッと「もう失恋することはない(台詞覚えてないけど、こんなニュアンスだったはず)」と言い、今でも銀さんが好きなことをにおわせます。
妙が弱音を吐いたときも、「勝手に死ぬなんて許さない!」と号泣しながら怒り、もらい泣き。
月詠も九兵衛も病室の外で聞いていたイケメンバージョンの新八もボロボロ泣いてます。


そして、世界を破滅に追い込んだのが自分だと知ってしまった銀時は過去にタイムスリップして未来を変えようとします。
つまり、過去の自分を殺すのです。
過去にタイムスリップする直前に新八と神楽が事実に気付いて追いかけてくるのですが、銀時の決意は固く15年前の攘夷戦争の時代へ。
残された新八と神楽はすぐには記憶が消えず、銀時を探し回ります。
でも荒廃していたはずの江戸は5年前と同じ。
「スナックお登勢」の2階にあるお店がキャッシングローンであること以外は。
銀ちゃんの存在がなかったものになり、そのことに気付いた新八と神楽の号泣シーンが素晴らしすぎる!!!!
ここで泣かなかったら人間じゃない!(笑)
私なんて危うく映画館で嗚咽出そうだったよ(笑)。
作画が過剰なぐらい美しくて、完全にやられました。


そして最後。
仲間たちが大勢で攘夷戦争の時代にタイムスリップしてきます。
月詠とさっちゃんも加勢し、銀時と5年ぶりに会話するのですが、全然顔を見せようとしません。
「さては老けたな?」と銀ちゃんにからかわれるのですが、実は号泣していて顔が見せられないというオチ。
さっちゃん可愛いどうにかして。
その後仲間みんなで敵に立ち向かっていくシーンが鳥肌立つ!!
かっこよすぎて「これぞ絆!!」「これぞ王道ジャンプアニメ!!」と思いながらまたまた泣きました。
このシーンが一番好きかもしれない。


あー、またレンタルされたら見直したいなぁ。
やっぱり「銀魂」大好き!改めて実感した!
これって劇場版は完結篇ってことだよね?
また原作溜まったらアニメは再開してくれるよね?
これからもずっとずっと大好きです!


空知先生本当にありがとう!!