日傘のお兄さん

日傘のお兄さん (新潮文庫)

日傘のお兄さん (新潮文庫)

私はよっぽどのことがない限り、ハードカバーを買いません。
なので、世に出ている豊島ミホの作品も「青空チェリー」と「底辺女子高生」と「檸檬のころ」しか読んだことがなかったんですが、この「日傘のお兄さん」はハードカバーと文庫版で相当手直ししてるみたいだね!
そういうことされると困るんだよなぁ(笑)。
表題作は正直あまり好きではありませんでした。
お兄さんの存在があまりにも謎すぎて怖かった。
みっちゃんとの絡みはよかったけど。
同じような理由で「すこやかだから」のナツくんも存在が謎でちょっと怖かったな。
「ハローラジオスター」のノブオぐらいの不思議男子は好きだ!
彼が一体どんな声なのか、是非とも聞いてみたいねー。
そして何と言っても「あわになる」はやばかった。
ラストの展開は全然読めなくて、めっちゃやられたー!と思った。
この話は好きすぎる。
そして、すごすぎる。
衝撃的で涙が出そうになりました。
タマオちゃん最高だな。大好き。