ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

やっと読み終わった・・・!
解説で重松清さんが書いていたように、登場人物が全員自分が自分たる所以を探し求めてもがきながら、ただそれを受け止めていることがずっしり心に残った。
結局いくら考えたって自分は自分でしかないし、抑えられない欲望と闘うときだってあるし、まず三大欲求って相当厄介だよね(笑)。
だけど強く思うことは、生きている以上、生き抜くしかないんだよなぁ、ということ。
それが自然の摂理だし、逆らうのは野暮だなぁ、と。
他人を否定している暇があったら、自分の人生に責任持って、真っ当に生きなくちゃ!
豊島ミホもそうだけど、女による女のためのR-18文学賞受賞作家は好きかもなー。
他の作品も読んでみようかな。