てのひらの迷路
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/14
- メディア: 文庫
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短篇集だったので、読みやすいってのもあったのかな。
それに石田衣良の文章は男性の割には女性らしくて、でも女性ほどしなやかでもなくて、中性的な感じがなかなか読みやすいんです。
印象に残っている話は結構多いんだけど、ジェラシーは本気で怖かったなぁ。
あと、終わりのない散歩では老いていく悲しみを感じたけど、それ以上に生きる者の強さを感じた。
禁断の恋愛や危険な恋愛や、別れ話や喧嘩や恋愛に関する話も多かったけど、私が今恋愛でいろいろ悩んでるせいか、どの話にも共感できる部分があって、なかなか考えさせられたなぁ。
やっぱり石田衣良の書く文章は好きだなぁ。